ちょっと気になるあのお店 突撃!レポート
街で見かけたと〜っても気になるお店をご紹介。
VOL.45 テーラー尾井
テーラー尾井
■店主: 尾井 秀夫
■所在地: 豊中市庄内西町4-19-1
■TEL: 06-6333-8316
■営業時間: 9:00〜20:00
■定休日: 日曜日
■URL: http://add.since.jp/tailor-oi/
ダンディーという言葉がぴったりの尾井店主

●現代の名工
 阪急庄内駅から徒歩7分、176号線からは阪急バス本社前を西へ一つ目の交差点を右折すぐ。オーダーメイドをメインにした大阪府洋服商工業協同組合の理事長・尾井秀夫氏の紳士服・婦人服のお店です。昭和32年から豊中市で店を構えてきた尾井氏は平成8年に、「黄綬褒章」、平成11年に「現代の名工」を受賞。また、世界紳士服技術コンクールでも入賞。顧客には、NHKの「四角い仁鶴がまぁ〜るくおさめまっせ」でおなじみの生活笑百科出演時の笑福亭仁鶴師匠専属で、他に作詞・作曲家の中村泰士、故桂文枝師匠までお洒落な著名人が続々と。さらに、経営者や重役クラスも名を連ねます。

バランス裁断法

●こだわりの一点物。
 特筆すべきは、お客様の着易さを追求するうちにいきついた「バランス裁断法」。外観はゆったりするのに体にフィットする事が特徴の英国式の技法です。採寸後、地のし(生地を使い始める前に、表面のノリを落としたり、編み目を落ち着かせる作業)し、乾かして、裁断・仮縫い・着付け・本縫い・補正等の工程を経て仕上げていきますが、仕上がりを左右する裁断や仮縫いは特に技術が必要なので神経を使うとのこと。「いつまでも型が崩れない」「着心地が大変よい」そして最大の特徴は「世界に一着しかない」という愛着と値打ち。
  料金はニューオーダー(機械縫製)は6万円から、ハンドメイドは15万円から。
  細部にこだわる手作りですので一着仕上げるのに3〜4週間かかります。

お店外観

●出張も可!
 店主尾井氏曰く「オーダースーツは高く敷居が高いものと思われがちですが、そうではありせん。一度スーツをお召しになっていただいて是非既製品との違いを実感して欲しい。阪急グランドビル26階展示場で9月9日・10日の2日間秋冬物の新柄紳士服・カッター・プレタポルテ(高級既製服)等を出展するので是非お越し下さい。」
  お店に生地はたくさんあるので、来店して選ぶのも楽しい。お忙しい方には、ご希望の日時や場所を指定すれば出張も可能です。一度お気軽にご連絡、お問合せをしてみては。

この記事は「とよなかCHAMBER」2007年8月号に掲載されたものです。