とよなか企業探訪

すこやかキッチン合同会社 代表社員: 下山 能一 氏







●豊中産「ブラウンしめじ」栽培へ

今回ご紹介するすこやかキッチン合同会社は平成22年9月、豊中市東豊中町にて設立。
豊中市・吹田市・箕面市をエリアとして、腎臓疾患、糖尿病の予防や病後の食事ケアに有効な「療養食」に特化したお弁当を製造し、
高齢者や病気療養の方のもとへ宅配しています。
スタッフは老舗割烹料理店のケータリング部門での経歴を持ち、和風「仕出し料理」の技術で自家調理した料理を即瞬間冷蔵することで出来立て状態の味を保持しています。
週1回でも、不定期でも、ご都合に合わせて配達いたします。
また孫の手サービス(有償ボランティア)業務として、ゴミ出し・草刈り等、日々のお弁当の宅配業務で構築した信頼関係から発生する「頼まれ事」を継続可能な事業としてシステム化し、低価格で良質なサービスも行っています。
このように地域コミュニケーションや口コミを大切にし、食を通して「健康への追及と高齢者の自立」を支援しています。
新事業『遠隔操作システムで、人工培地利用による簡便な「キノコ栽培システム」の試作・開発事業』が平成25年度の中小企業・小規模ものづくり・商業・サービス革新事業の補助事業として採択され、現在「キノコ農場オーナー」を募集しています。キノコ農場基本セットは100万円から販売しており、優良な栽培菌床と最適栽培データを集積した栽培システムの供給により、小規模事業者や高齢者でも空きスペースを利用し簡単に栽培することができます。
『キノコの持つうまみ成分を知ってもらいたい。
新種で特許取得の「ブラウンしめじ」を栽培すれば、豊中市の地域ブランド品の実現ができますし、栽培システムを高齢者や障害者施設に導入し新たな就労の場にすることもできます。』と下山代表は事業を展望しています。
栽培して余ったキノコは同社が買取り、缶詰やレトルト品に加工することでムダをなくすシステムも構築中とのことですので、興味がおありでしたらお問合せください。


●自立支援、雇用支援を通じた福祉の輪の担い手に


当社では、福祉行政とNPO等の民間ボランティアとで推進する、若者と高齢者が共同生活するシェアハウスでのキノコ栽培の事業化と直販システムの実現に向けた取り組みを計画中。
また障害者雇用支援事業者と連動した支援施設として、キノコ工場と併設した缶詰工場を設立し、製造したキノコの缶詰や加工品を海外のキノコが採れにくい地域に輸出販売することも検討しています。
宅配弁当とキノコ栽培事業は関係性がないように思われますが、高齢者や障害者の自立支援や雇用支援を通して福祉の輪の担い手になりたいという思いは同じです。
今後も健康・雇用・福祉の向上に向け地域に参画してまいります。

すこやかキッチン合同会社 代表社員: 下山 能一 氏

■創業 平成22年9月
■事業内容 宅配弁当の製造販売
■所在地 豊中市東豊中町6-20-18
■TEL 06-4865-5501
■FAX 06-4865-5502
■ホームページ すこやかキッチン
■ホームページ キノコ栽培ユニット
■facebook https://www.facebook.com/sukoyakakitchen
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