ちょっと気になるあのお店

▲清潔感のある白を基調に、温もりある木目を使った女性が入りやすいお店です。

●主役は「だし」

関西一円で麺料理を中心に多数の店舗を展開している（株）太鼓亭が、今度は「だし」をメインとしたお店を千里中央にオープンしました。家庭でも本格的な「だし」を手軽に利用できるよう、長年の研究で極めた「だし」を中心に多彩な調味料を販売しています。
一番人気の「関西おだし」は、昆布に宗田鰹や煮干しなど数種の素材を贅沢に合わせ、関西風に味付けされた、お店の一押し商品です。試飲させていただくと、煮出しただけなのに、一流料亭のお吸い物にも引けとらないのではと思うほど絶品のお味でした。個人的にとても気になったのは「野菜のおだし」です。玉ねぎやセロリなど、野菜の深い香りと甘みが鼻と口に広がり、これだけで野菜スープのベースとして完璧で、作ったこともないリゾットに挑戦してみようかな、と思ったほどでした。
この他にも、色んな料理に使えるドレッシングや、お鍋の「おつゆ」等々、どれも試してみたくなる品揃えです。店内には、これらの商品を使った「再現レシピ」が置かれてあり、どれも簡単で美味しそうなので、ますます購買意欲に拍車がかかります。
隣接する食事処「だし茶漬け」では、こちらの「おだし」を使ったお茶漬けをいただくことができます。こちらの一番人気は「真鯛のおだし茶漬け」。連日、午後２時ぐらいまで満席に近い状態が続いているそうです。
そして、この取材時点ではまだ準備中の、新しい試みについて教えていただきました。太鼓亭本部で長年「だし」の研究に携わってきた配合のプロフェッショナル「煮出し師」のカウンセリングを受けながら、自分の好みに合った「だし」の調合ができるブースを店舗内に新設されます。この会報が届く頃には完成しているはずです。


▲ちょっと贅沢なお鍋のつゆやポン酢は贈答用にも好評です。


▲おだしパックは三種類、すべて化学調味料・保存料無添加です。

●「だしの文化」を守りたい

『だし発祥の地、大阪で創業以来45年間、麺とともに追求してきた「だし」の文化を守り、発展させたいという思いが会社の中にずっとありました。』と商品本部長の稲田氏が語られていたとおり、小原店長をはじめ従業員の方々の接客態度や商品説明は大変丁寧でその熱い思いが伝ってきました。
小原店長に、一番伝えたいことをお聞きすると『ほとんどの商品を試飲していただけるので、とにかく一度足を運んでいただいて関西の美味しい「だし」を味わってみて下さい。』と自信に溢れたコメントをいただきました。