ちょっと気になるあの施設

特定非営利活動法人そよかぜ(そよかぜの家)


▲①②障害を持つメンバー達の陶芸作品を「そよかぜ焼き」として販売。③④同じくメンバー達が描いた絵をモチーフに服やバックなどオリジナル商品を展開

理事長の山口氏とサービス管理責任者の三枝氏にお話を伺いました。

●「障害者就労継続支援B型サービス」とは?
障害者自立支援法に基づく就労継続支援のための施設で、一般企業への就職が困難な障害者に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障害福祉サービスを供与することを目的としています。「B型」は雇用契約を結ばず、利用者が比較的自由に働ける『非雇用型』です。

●こちらでの就労機会は?
市民の皆さんからご提供いただいた品を回収し、3店舗あるリサイクルショップやバザーで販売する「リサイクル事業」が主力になりますが、その他にも、手作りパンやクッキーの学校等での販売、「陶芸工房はあとや」を開設し、障害者による陶芸作品の製作並びに販売、Tシャツやトレーナー等オリジナル商品の販売、市指定ゴミ袋の製作、ポスティング事業、と様々な就労機会を展開し、スタッフの協力のもと、障害者自身が製作や販売を行っています。これら就労事業の収益は経費を引いた分が、すべて障害者の給与になるので、1円でも多くの工賃が手に渡るようにしたいと考えています。
このような作業所では、作業室の作業が中心になりがちですが、そよかぜの家では、積極的に地域に出かけ、販売活動を行っています。それは、障害者の仕事や活動の在り方に対しての啓発活動になりますし、障害者自身にとっても、自信や、やりがいを見いだせるものになっています。視察に来られた学校関係者の方々は、障害者スタッフの生き生きとした働きぶりに驚きを隠せないようです。


▲山口理事長(右)とサービス管理責任者の三枝さん(左)

●課題や今後の方向性は?
一番の柱であるリサイクル事業は、市民の方々からのご提供が『かなめ』になっています。今後ともご協力をお願いするとともに、企業の方にも、例えば少しのB品のようなものがありましたら、ご提供いただければと思っています。
新たな試みとして、インターネットによるオリジナル商品の通信販売を始めています。全国的に発信することで、様々な方々とのつながりや応援をいただければ、当所の運営の安定に結びつくと考えています。そして障害者スタッフの作品そのものの魅力を、より多くの人に知ってもらいたいと思っています。

特定非営利活動法人そよかぜ(そよかぜの家)

■所在地 〒562-0043
     箕面市桜井3丁目8-2南山閣江口ビル103
     (リサイクルショップ、陶芸工房「はあとや」併設)
■TEL 072-722-6161
■事業内容 障害者就労継続支援B型サービス事業
■代表者名 理事長 山口 進氏
■ホームページ http://www.nposoyokaze.org
■facebook https://ja-jp.facebook.com
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