平成10年度第3回地域産業情報化研究会レポート(第33回)

 

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テーマ:インターネット活用事例研究〜サービス業編〜

(1)『ホテル協会ホームページと予約システムについて』

(阪急電鉄(株)ネットナビ 小谷晃一氏)

  1. 社団法人日本ホテル協会について
    ▽明治42年発足、 会員ホテル数:448 総客室数:101,917室
    ▽大阪の主な会員ホテル
    新阪急ホテル、ホテル阪急インターナショナル、ロイヤルホテル、帝国ホテル、ホテルグランビア大阪、都ホテル大阪、など
  2. ホームページの概要と運用体制
    ▽ホテル協会ホームページ(URL:http://www.j-hotel.or.jp/
    ・加盟ホテルの紹介画面(日・英)は統一したフォーマットを使用
    ・外資系ホテルは余計な情報を出さないようにとうところもあり、会員448ホテルの内、412ホテルの紹介がなされている

    ▽検索機能
    ・地域、値段、部屋のタイプなどでホテルを検索可能としている
    ・検索結果については表示で上位にくる方が予約を受ける上で優位になるため、順番はランダム表示されるように工夫している

    ▽協会の概要、リンク集
    ・ホテル利用に関連する情報のリンク集を設け利便性を高めている
    ・運用体制
    ・システムの開発・初期画面の作成はホテル協会から阪急電鉄ネットナビが受託を請け、実施している。
    ・価格などのホームページ掲出情報の変更が発生した場合、ブラウザ上で変更できる仕組みを設けており、ホテル側で簡単に変更が可能となっている

  3. 宿泊予約受付機能
    ▽ホテルの紹介画面に予約の仕組みを組み込み、9月から全ホテルで予約が受け付けられるようになる
    ▽ 予約申込みの連絡は、現状の設備で対応できることを前提に、ファックスまたは電子メールで届くようにしている
    ▽ 全ての客室の空き状況を示すには予約の基幹システムとの連携が必要であるため、コストの面から次の2つパターンを用意

    ・空室情報を発信しないタイプ

    (問題点)利用者は本当に予約ができたのかわからない
    (解決法)各ホテルが予約FAXを受信した後、利用申込者に電話等で予約の成立(または不成立)の連絡

    ・ 空室情報を発信するタイプ

    毎日一定数(例えば、シングル4室など)の客室をインターネット予約専用としてストックする

    (問題点)インターネット予約用にブロックする必要がある
    (解決法)簡単に日毎にブロック数、料金情報などをパソコン端末から変更することで対応

  4. 料金・空室情報のリモートメンテナンス
    ▽インターネット経由で、ブラウザを使用して、紹介画面の料金、コメント等を変更することが可能
    ▽このようなリモートメンテナンス(ブラウザを活用して掲載情報を変更できる仕組み)はインターネットショッピングでも行われている → 楽天市場(http//www.rakuten.co.jp/

    ・リモートメンテナンスは、変更の多い情報画面の変更する解決策として有効である
    ・欠点は、コンピュータを利用して変更する形であるため、画面デザインが制約される

  5. 予約上のトラブル
    ▽申込み時にドメインのチェックを行っており、トラブルはほぼない
    ▽予約して来ない例はあるが、電話予約の場合より少ない
    ▽決済機能は基本的に宿泊当日フロントで行うため不必要であるが、システムの信頼性を高めるために、情報のやりとりは全て暗号化しており、セキュリティの強化をしている

(2)『インターネット上の広告サービス』
( (株)アビオン 代表取締役 一氏和夫氏)

  1. 広告サービスの分類
    ▽ホームページのバナー広告/ユーザー不特定である
    (例)Yahoo!JAPAN(URL http://www.yahoo.co.jp/

    ・アンケートによるユーザーのプロフィールや広告掲載料が明示されている
    ・注目のWebという形でのバナー広告もある(料金は安いがその分、見られる可能性も低い)

    ▽テキスト混入形/会員管理型
    (例1)Anet
    ・メールアカウント(*****.@anet.ne.jp)を提供し、転送を行うサービス
    ・ユーザーのメリットはプロバイダや所属が変わっても、転送先を変えれば*****.@anet.ne.jpを引き続き使用できることにある
    ・メールアドレスは無料であるが、転送時に本文の前後に広告がついてくる
    ・FAX、音声取り出しが出来るようになる予定
    (例2)インプレスのWatchシリーズ
    (ニュースのメール配信サービス)
    ・メールは無料であるが、その前後に広告がついてくる

    ▽広告のコストは1VIEWで、目安は0.1円〜数円
    ・発行部数、表示回数、表示期間などで金額が確定する
    ・ヒット率の一番高いのはブラウザの起動時に表示される
    ホーム画面(=ポータル)であり、これからはポータルの争奪戦が予想される

  2. 検索エンジンの活用
    ホームページのバナー広告を実施するには多くの人に見てもらわなければならないため、検索エンジンへの掲載方法を効果的に行うことが重要である

    ▽複数のエンジンへの同時登録
    一発太郎(URL:http://www3.wink.co.jp/ippatsu.htm)

    ▽WWW:ホームページの紹介サービス
    ・Yahoo!JAPAN(カテゴリー分類データベース)の場合
    ・載せたいカテゴリーで登録する、また、メッセージなど、修正依頼を頻繁に行うと効果がある
    ・Infoseek(ロボット自動巡回データベース)の場合
    ・ロボットで探すのでほぼ自動的に登録される
    ・ 早く登録させたければホームページ上で登録する
    ・キーワードをMETAタグ(HTMLファイルのヘッダーにあり、画面には表示されない)に記述しておく

  3. まとめ

    ▽ 広告を打つ場合、効果を確認しながら、規模を広げることを進める
    ▽ヒット数を多くするためには自分自身が、トレンドを取れるホームページを作るのが一番である
    (アビオンの取り組み例)
    ・オンラインデスクトップの登録サービス
    ・各自のお気に入り(ブックマーク)やE-mailアドレス帳等を登録できるサーバーを考えている。
    ・複数の情報機器を使用しているユーザーにとってはサーバーに情報管理させることで個人の情報を一元化すること可能となるのがメリットとなる。
    ・狙いはポータルのユーザー数を増やすことであり、ヒット数増加による広告収入の確保である。



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