平成10年度第7回地域産業情報化研究会レポート(第37回)

テーマ:先進企業視察

1. 最新モバイル情報端末「ザウルス」についての説明

「シャープの携帯情報ツールの展開」
情報システム事業本部 携帯システム事業部
副事業部長  兼 第1商品企画部長
森本 将文 氏

  • 情報機器とインターネットは互いに相乗しながら、大変な勢いで普及している。
  • ネットワークの普及により携帯情報端末が大変重要な機器となっており、様々なアプローチで製品化されている。

    例)従来PC →(ダウンサイジング)→WindowsCE搭載機
    ペン端末 →(単機能から複数の定型業務対応化)→ サブノートPC化携帯電話 →(インテリジェント化) → スマートフォン
    電子手帳 →(ネットワーク対応) → 「ザウルス」
  • 携帯情報端末は小型PCとしての機能、メールを中心としたコミュニケーション機能。
    インターネット接続等によるマルチメディア端末機能の充実が今後重要となる。
  • また、乗り換え案内や辞書機能など携帯性を活かしたソフトコンテンツの充実も求められる
  • ビジネスにおける利用形態の一つとして、営業における在庫確認、発注処理等を通信回線を介して社内の基幹システムと連携させる利用方法がある。これにより、商談の場での迅速な商取引が可能となる。
  • また、建築現場での進捗管理などにも利用されている。
  • 将来的には、モバイルでの最重要項目であるポケットに入るウェアアラブル性を実現しながら、多機能、簡単操作の情報端末を目指した展開を考えている。

2. 「コ・ジェネレーションシステム」について、プラントの視察と説明

 

アサヒビール吹田工場 エンジニアリング部 石田氏

  • 同工場で使用している電力を補助するシステムとして、ガスタービン発電システムとアンモニア吸収式冷凍機の組合せによるコ・ジェネレーションシステムを導入した。
  • ビールの醸造行程に冷却行程があり、使用電力が大きいため、工場全体で四季や時間帯による消費電力をモニターした結果、消費電力にはかなりの変動があるが、最低でも4000kwを下らない事が判った。
  • そこで希薄予混合燃焼式4000kwのガスタービンによる発電システムを導入し24時間連続稼働を行っている。
  • 工場内の基本的な電力はこれで賄い、変動分を関西電力から購入することとした。
  • このシステムでは余熱(毎時11トンの排出蒸気)をアンモニア吸収式冷凍機と組み合わせる(内6トンを利用)ことで熱効率80%以上を達成することができた。
  • また、ビールの生産工程で二酸化炭素が必要で、ガスタービンを利用する際発生する二酸化炭素を一部利用することで、少しでも環境に優しい施設づくりを目指している。


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