わが社自慢の商品・サービスのココが凄い!をPRします。
第3回 阪急タクシー全車に「こども110番」黄色のステッカー


↑営業部安全対策室 室長 奥 広明氏
阪急タクシー(株)
豊中市服部南町3-5-12
URL:http://www.hankyu-taxi.co.jp/
■地域のこどもは、地域で守る
 最近、全国的に子どもたちをめぐる卑劣、悲惨な痛ましい事件が多々発生し、深刻な社会問題となっている。そこで、地域のこどもたちは、地域で守ろう」という気運が芽生えている。阪急タクシーでは、既に池田市及び高槻市の2市で行政と協働し「こども安全パトロール」を実施しているが、この度、大阪府警察・青少年育成大阪府民会議と連携し、子ども110番運動を全社的に取り組むこととした。

■「しっかりと 子どもを守る 阪急タクシー」
 子ども110番運動は、「こども110番タクシー」として阪急タクシー全844台がトラブルに巻き込まれそうになった子どもの緊急時の駆け込み先になり、運転手が素早く警察に知らせるといった取り組み。3月1日から実施している。
「こども110番タクシー」のステッカー
  子供たちが助けを求めやすいように、「こども110番タクシー」と書いた黄色のステッカーを車の後部ドアに張り、たとえ乗客がいる場合でも、断った上で救助を優先するという。京阪神で約850台ものタクシーがパトロールカー的な役割を持つことから、その機動性・台数規模・情報の伝達力を最大限に利用することで、事件・犯罪を未然に防ぐ抑止力となると大いに期待されている。

■ひったくりや車の盗難にもひと役
3月1日阪急タクシー本社で行われたセレモニーで挨拶する津高 昭男取締役社長
 具体的には、子供から助けを求められた場合、運転手は会社の予約センターに無線で・何があったのか(こどもが車に連れ込まれそうになっている等)・時間(○時○○分頃)・場所(○○町○○小学校前)・具体的現場の状況・加害者・被害者について(犯人の服装・年令・身長など)・逃走した場合(逃走手段・方向)等を通報する。車は全地球測位システム(GPS)を装備しているため、阪急タクシー予約センターでは車の正確な位置を知ることができ、警察に場所を詳しく通報できる。また運転手は、ひったくりや車の盗難、放火などを目撃した時にも積極的に通報するという。
この記事は「とよなかCHAMBER」2005年4月号に掲載されたものです。