今月のキーパーソン

北おおさか信用金庫 専務理事 河本 良昭氏



●ご経歴は?
豊中の服部出身で、大学卒業の昭和54年に当庫前身の豊中信用金庫に入庫しました。
豊中市内の店舗を経験し、最初に支店長を拝命したのが平成13年の新千里南支店、その後、神崎川支店、豊中支店、豊中兼曽根支店の支店長をさせて頂きました。
特に神崎川支店では営業で8年、支店長で4年の計12年間お世話になり、支店長として戻った時には、かつての地元のお取引先の方々から「帰ってきてくれはった」と喜んで頂いたのが良い思い出です。
豊中支店も長かったのですが、現在は本店に戻り、専務理事・総合企画部長として、経営企画やリスク管理、人事の責任者をしております。

●仕事で心掛けていることは?
当庫は地域の方につくられ、育んでいただいた金融機関ですので、信金本来の姿であり続けること。そのためには地域の方々のことを知り、仲良くしていただき、役に立つことが重要です。地味なことではありますが、やりがいのある仕事だと感じています。

●採用で力を入れていることは?
対人の仕事なので「人に興味があるかどうか」「役に立つことを理解しているかどうか」ということを重視しています。面接で「社会貢献がしたい」と言われる人がいます。確かにそれも大事なんですが、まずは人の役に立ちましょう、ということです。

●仕事で良かったこと、苦労した事は?
色んな方とお付き合いできること。転勤した後もお付き合いを続けていただいたり、当時よりも事業が発展していると、仕事冥利に尽きますね。逆に上手くいく話ばかりではなく、そうでない時の相手の方の人生を見るのは辛い時があります。

●健康の秘訣は?
特段ありません。あまり気を遣わないことでしょうか(笑)
丈夫な体に生んでくれた親に感謝しています。愛犬(チワワ)の散歩が楽しみで、よく歩いています。

●人生の転機は?
縁があり地元の信用金庫である当庫に就職したこと。当時は就職難で、たまたま自宅の近くで求人募集があり、大学が休みの日だったので行ってみたのがきっかけです。
物凄い数の人が来ていて、私が一番最後だったこともあり、人事部の女性の方が気を遣ってきつねうどんを振る舞ってくれたことが思い出されます。今思うと、岡町商店街の名店土手嘉さんのうどんだったと思います…
大学の時所属していた人文地理学研究会の活動も役立ち、今に繋がっています。

●読者の方にお伝えしたいことは?
私が今あるのは生まれ育った豊中、出会った方々のお陰だと思います。地域の皆様のお役に立てればと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

北おおさか信用金庫 専務理事 河本 良昭氏

■所在地 茨木市西駅前町9番32号
■電話 072-623-4981
■ホームページ https://www.kitaosaka-shinkin.co.jp/
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