とよなか企業探訪

東和シーフーズ株式会社


▲ 事業環境について説明する後藤社長

あんこう肝・鱧・鰆などの水産物を加工
今回ご紹介する探訪企業は、豊中では数少ない水産加工を行う東和シーフーズ(株)です。
昭和54年に兄と当社を創業した後藤茂社長は、新鮮で美味しい食品をより安く提供することをモットーにさまざまな水産加工を手がけ、現在は鰆(さわら)、鱧(はも)、穴子、あんこう肝を主軸に商品開発をしています。
鰆では焼霜・タタキ・醤油漬・西京漬・昆布〆・さごし燻製、鱧では鱧山椒・活〆湯引き・活〆焼霜・京風焼き・つくね・一夜干し・粕味噌漬・かば焼・鳴門巻、穴子では活〆骨切り・白焼き、など個性ある高付加価値品でオンリーワンを追求し、外食チェーン、スーパー量販店、大手回転寿司チェーンなどに販路を拡大させています。


▲ 鰆を使用した開発商品「焼霜」

●洗練された本社工場
東和シーフーズでは、商材である魚を九州・瀬戸内の国内産、鰆の漁場である済州島・韓国などの海外産とグローバルに調達。
中国・ベトナムにパートナー工場を持つほか、安心・安全の担保から本社工場にて刺身商品を中心に加工を行っています。
その本社工場は平成23年に新設され、特筆すべき点は「見せる工場」「使い易い工場」「環境にやさしい工場」になっていることです。
①清潔な外観・内装
②ガラスの間仕切壁を通して見渡すことが出来る加工室
③清潔区・準汚染区・汚染区の完全分離による衛生的な作業工程
④プラットホーム方式の採用による作業効率のアップ
⑤メンテナンスを考えた建物
⑥防音・消臭・ゴミ対策による近隣にやさしい工場
⑦屋根遮断鋼板・リサイクル資材の採用によるCO2削減
⑧竹炭採用(埋設)による人に優しい工場作り
で取引企業からは認定工場のお墨付きを得ています。


▲ 本社工場(豊中市大島町)

●従業員に優しい工場モデル
従業員にとって、水産工場と言えば3K(きつい・汚い・危険)が付き物ですが、豊中の本社工場では海外工場で事前処理した後に加工する工程が構築されているため生ゴミが出ない、ニオイが出ない、音が出ない工場になっています。
これは後藤社長が豊中で水産加工を継続していくために工場の理想を追い求めてきたからで、「次世代の従業員に優しい水産工場」として、働きやすい職場環境が細部にわたって具現化されています。
ビジネスモデル、工場モデルで非常に洗練された取り組みをしている東和シーフーズには後藤社長の熱い想いが一杯詰まっていました。
 

東和シーフーズ株式会社

■代表取締役 後藤 茂氏
■事業内容 水産加工(開発商品の製造・販売)
■所在地 豊中大島町3-8-2
■従業員 20名
■TEL 06-6333-1234
■FAX 06-6333-7452
■ホームページ http://www.towa-seafoods.co.jp/
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