今月のキーパーソン

株式会社髙尾鉄工所 代表取締役社長 髙尾 真司氏



●仕事で心掛けていることは?
自分で出来そうに無いことは言わないように心掛けています。迎合はしませんが、働いている人にとって一番メリットになることを一番のプライオリティとしています。
それがひいてはお客様のためになると信じております。

●採用や社員教育で力を入れていることは?
不足分を補充するのではなく、当社に合う必要な人材かという点で入社していただき、配属を決めています。
採用は時の運。タイミングによって良い人材が採れるのも運があるからと割り切っています。
教育に関してはまだまだ個人の能力アップが必要なレベルなので、そこに注力しております。

●こだわりは?
出社時間は6時頃と決めており、たとえゴルフや出張であっても必ず一度出社するように心掛けております。こうすることにより、一日のリズムを整えています。

●勉強になった話は?
前回の衆議院選挙の応援演説で当社に石破茂さんがいらした時のこと。
朝一番の飛行機でいらっしゃいましたが、時間が早かったので二人だけで少しお話をする時間がありました。
予め当社の生業をチェックされており、戦前戦後はどのようなことをしていたとか、歴史に関する話を聞かれました。
あのような忙しい方が当社のHPを見ておられたことに感心し、このような地道な努力が人を惹きつけるのだと感じました。
また社員の前では、具体的な数字を披露しながらお話をされ、非常に説得力があったことを記憶しています。
会話内に数字をいれることは重要だと再認識しました。

●逆に苦労したことは?
当社は今年で創業110年になりますが、まさに今がそうです。
長い間当社を支えていた製品が徐々に売れなくなり、それに代わるものを模索する中で、新しいトライや、失敗は成功の元という考えが社内で希薄なのを感じるので苦労しています。

●今後の展望は?
現在のように社会動向や技術革新のスピードが速い時代に、感性が鈍くなることは命取りになります。
そういう意味で長々と社長の職に留まることの弊害が起きる前に自分のエンドを区切っておかなくてはと思っています。
自分で区切った時間を目標とする姿までどのようなスケジュールで進めるかをイメージするようにしています。
会社というのは人生を楽しく過ごすための機会を与える場であって、本来は個々人がいかに幸せな人生を送るかが大切です。これは社員にも私自身にも当てはめて考えております。

株式会社髙尾鉄工所 代表取締役社長 髙尾 真司氏

■所在地 豊中市島江町1-3-29
■TEL 06-6332-5751
■ホームページ http://www.takao.boiler.co.jp
BACK NUMBER

このページをシェアする

<お申込み・お問い合せ先>

豊中商工会議所  〒561-0884 豊中市岡町北1-1-2
TEL 06-6845-8001

その他情報

読込み中です...しばらくお待ち下さい