とよなか企業探訪

●「お役立ち」を掲げ今年で創業60周年
今回は、豊中市を中心に企画・デザイン・印刷～図面の複写サービスを展開し、今年で60周年を迎えた大和写真工業（株）をご紹介します。
創業当時は市役所・建設業・製造業への図面や書類の複写サービス（当時は青写真）が主でしたが、その後マイクロフィルム撮影や図面の電子化・印刷等業務を拡大し、現在では企画・デザイン・ホームページ作成・動画コンテンツ制作までこなすクリエイティブ集団へと進化。
特にデザイン部門は業界の様々なコンテストに入賞するなどその実力は折り紙付きです。
１３年前に二代目を引き継いだ鶴井社長は「この地で60年も仕事を続けられたのはお客様はじめ協力会社・社員の皆さんのおかげ。
業務の幅は広がりましたが、どの仕事でも感謝の気持ちを忘れずに、常に『お役立ち』の精神を持ち続けていきます」と力強く宣言されています。

●お客様との絆を繋ぐニュースレター
大和写真工業では顧客との絆を深めるため、この１２年間、毎月欠かさず行っていることがあります。月刊ニュースレター「D WAVE」の発行です。
内容は顧客に役立つ紙や印刷の知識、書体や色、デザイン等のマル秘情報や新商品・新サービスの提供、時にはおいしいラーメン店特集など盛りだくさん。
「次はカレー特集をして」などリクエストもあるそうで、顧客との大切なコミュニケーションツールとなっているようです。
「７月で１３８号まで無事発刊できましたが、正直ここまで続けられるとは思っていませんでした。
私が二代目に就任した時、お客様との距離を近づけたいとの思いから始めたのですが…。
ここまできたら２００号・３００号を目指してがんばります（笑）」。鶴井社長の言葉から改めて継続は力なり、を実感しました。


▲12年間欠かさず発行される「D-WAVE」

●ココロに響く。ミライに継なぐ。
印刷業界ではここ数年、紙への印刷需要が大幅に減ってきているそうで、そのため力を入れる商品もデザインやホームページ作成、動画コンテンツ制作へと変化。
その一環として新たに「クリエイティブソリューション室」という専門部門を新設、この流れを強化されています。おススメは紙の印刷+コンテンツが一つとなった『お役立ちパック』だとか。
またこの令和元年を迎えるにあたって会社ロゴに言葉を追加された、と鶴井社長にお聞きしました。
「元号が令和に変わったタイミングで、当社ロゴマークに『ココロに響く。ミライに継なぐ。』というステイトメントワードを追加しました。
お客様の心に響くお役立ちをこれからも継続していこう、次世代へその精神を継ないでいこう、扱う商品は変わってもこれだけは変わらない、という当社の決意です」。
力強く前進する大和写真工業の今後が楽しみな企業探訪でした。


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