今月のキーパーソン

●お仕事で心掛けていること、モットーは？

弊社は豊中市を拠点とし、東泉丘、上野東、庄内栄町にて介護保険法における小規模多機能型居宅介護事業とグループホームを展開しております。社名は、人に期待を持って接することでその期待以上に成長するという、教育心理学の「ピグマリオン効果」に由来します。よって利用される方はもとより、そのご家族、社員、関わって頂く全ての人と、そのような関係を構築することをモットーとしています。また、クレームは宝物と考え、ピンチはチャンスと捉え、今後に活かすようにしています。

●社員教育や職場づくりで力を入れていることは？
社会福祉や介護などの対人サービスは、正解が一つでありません。日々仕事をする中で利用者様からどうすれば喜んで貰えるかを、その時々で学ぶことが大切です。
また地域に開かれた施設を目指していますので、季節ごとにイベントを開催したり、小さなお子さんをお持ちのお母さん方が交流出来る「子育てサロン」と地域の方の「社交サロン」のような場所として、利用者の方、地域の方、そして我々スタッフが楽しめる職場づくりを心掛けています。

●今後身につけたい事は？
社会福祉士でもありますが、更なる知識と人格の向上に努めたいと考えております。

●苦労したことは？
平成10年にこの会社を設立しました。「困っている人を助けたい」という想いで、社会に必要なサービスをつくりましたが、当時はまだ、介護保険がはじまる前。有償ボランティア的な料金でやっておりましたので、やればやるほど赤字でした。この制度が始まっていなければ、今どうなっていたか分かりません。

●健康の秘訣は？
快食、快眠。毎日お年寄りと接していると、お肉を食べている人の方が、元気で長生きのような気がします。

●人生の転機は？
やはり34歳の時に起業したこと。それまでは医薬品臨床開発などの仕事に携わっていました。医療や介護と関わる中で、社会貢献をしたいと思ったのがきっかけです。

●今後の展望は？
現在のような施設を増やし、これからも地域に貢献したいと考えています。また介護福祉という社会事業を通じて、利用者様や社員が夢を実現できる組織を目指したいです。