今月のキーパーソン

●心掛けていることは？
会社や地域活動に貢献するために、懸命に努力することが大事だと思っていますが、その中でも常に私心がないようにと心掛けています。マネジメントをする中で、それが入ってしまうと公平性を担保できなくなってしまいますので。

●社員教育で力を入れていることは？
社員教育は将来の投資だと思っています。一人前になるには三年かかり、若い人にとっては三年から五年目位が将来に差が出る勝負の期間です。よって良い人材になるようお金と時間をかけ、しっかりとした教育をしていく必要があります。また組織は人ですから、社員の人間力を高めていくことも意識し、アドバイスを行っています。

●勉強になった言葉は？
因果応報という言葉を日々意識しています。良い行動には良い結果、悪い行動には悪い結果が必ずついてくることを仕事を通じて学びました。

●苦労したことは？
弊社社員の約半数が女性であることから、女性社員一人ひとりが自律的にキャリアを構築し、活躍できるよう、積極的に環境づくりに取り組んでいます。過去に部署のメンバーの1／3の社員のライフイベント（出産）が重なり、産休・育休に入られた時は大きな戦力を失ったことから本当に苦労しましたが、同時に生産性や効率性を考える良い機会にもなりました。このコロナ禍での在宅勤務でも同じような気付きがあり、より生産性の高い仕事についてみんなで話し合いをしているところです。

●糧となる書籍は？
自分で道に迷うと見返す書籍は生き方（稲盛 和夫著）と7つの習慣（スティーブン・R・コヴィー）です。

●ターニングポイントは？
若い時は上昇志向が強く、それが過ぎたのか「業績が全て」だと思っていた時期があり、そんな業績傾倒で回りが見えていなかった私を上司が本気で叱ってくれたこと。
当時は反発しましたが、後でよくよく考えてみるとその言葉が肚に落ち、本質を捉えて仕事をしようと考えるようになりました。これを境にやりがいを持って仕事ができるようになりました。当時の上司には今でも恩義を感じています。

●今後の目標は？
今年の4月に赴任してきたばかりのこの豊中に根差して、経済活動と地域貢献をしていきたいと考えています。日本全国各地を転勤してきましたが、豊中は人も親切で住みやすく本当に良いエリアだと感じています。