とよなか企業探訪

▲ 企業理念の大切さを語る初波社長

●YESスタイルで業容拡大
YESセントラルオフィスは創業者である先代社長が、お客様のお困りごとに何でも対応できる（痒い所に手が届く）企業として平成11年に設立されました。
他の業界でキャリアを積んでいた初波社長は旧友であった先代社長と事業をおこなうべく2014年にYESセントラルオフィスに入社、そして2015年に代表取締役に就任して、先代社長と共に2人代表取締役制で多角的な事業経営に取り組んできました。
令和2年7月に2人代表取締役制の期間を終え、いわゆる事業承継を完了し、初波新体制がスタート。
「創業者の意思は引き継ぎつつ、社名の由来でもある、お客様のご要望に何でも『YES』、はい喜んでお応えする精神です。」と原点を大事にしています。

●「人材」を事業の要に
YESセントラルオフィスでは、請負業、清掃業、警備保障業やそこから派生したセキュリティカメラ事業、そしてフランチャイジーとして加盟しているサーティワンアイスクリーム事業を展開し、様々なチャレンジ・変革を遂げています。
一見バラバラに感じる事業種ですが、収益面の他に、ビジネスノウハウ、人材面で、会社にもたらす相乗効果は大きいとのこと。
初波社長は、「サーティーワンの場合、フランンチャイジーのノウハウを知るために私自身3週間研修に参加してスタートしましたが、この事業をきっかけに管理部門に女子社員が入社してくれるようになりました。
裏方の仕事だけでは出会えなかった人材の強化にも繋がっています。」と人間力・マンパワーが当社の資産として必要であることを強調します。


▲ 令和2年6月に開設された大阪本店

●梅田への拠点作りと地域貢献
請負業においては、京阪神間に展開している生協関連の物流倉庫と店舗内業務を創業時から受けており、その実績と飲食事業などのノウハウも得て、業務領域を拡大中。セキュリティカメラ事業への展開はもとより、警備をきっかけに大学での売店運営の依頼など業務の派生は絶え間なく続いています。
令和2年6月には、YESセントラルオフィスの新たな拠点が梅田に開設。
初波社長は「労働人口の減少に伴い労働集約型産業への需要は高まり、売上高は近年上昇が続いています。大阪市内の拠点は人材確保のためであり、アクセスの良さから広範囲の人材と出会える場になっています。」と、コロナ渦における需要の回復に手応えを掴んでいます。
豊中まつりでは防犯カメラやイベントクルー業務で奉仕しているほか、豊中市社会福祉協議会に食糧支援を行うなど、企業理念で地域への感謝・社会貢献を大切にする会社を作り上げています。


▲ 市立豊中病院へのマスク寄付に対する感謝状