ちょっと気になるあのお店

和菓子処 喜楽


▲ ロマンチック街道の雰囲気にぴったりの和モダンなお店

ロマンチック街道を箕面方面へ北上し、千里川手前の信号を右に曲がってすぐのところに、地元で評判の和菓子処「喜楽」があります。店内に入ると大きな平台の上に季節の生菓子や数種類のどら焼きが美しく並べられています。よく見ると昼間にもかかわらず、すでに売り切れている和菓子もあり、この取材時間中も来客が次から次へと訪れます。

●あんこ嫌いが和菓子職人へ
店主の堀端さんは、はじめパティシエを目指して大阪の辻製菓専門学校に入学されました。専門学校では製菓の基本として和菓子やパン作りも学ぶそうです。「実はあんこが嫌いで子供のころから和菓子が苦手でした。」と堀端さん。しかし、実習で作った和菓子の美味しさに衝撃を受けたそうです。ただ甘ったるいイメージしかなかった量産品の和菓子と違い、本物の素材を使い、手間と技をかけて作られた和菓子は別次元のものだったようです。その後、パティシエ志望から和菓子職人へ転身するほど和菓子の魅力にどっぷりはまり込み、専門学校卒業後は京都の和菓子店で修業を積み、地元豊中で店を開くという夢を30歳で実現されました。


▲ 店主の堀端氏

●看板商品は「どら焼き」
どら焼きは、粒あん、白あん、栗入り、くるみ、こしあん、ゆず、季節限定の7種類が用意されています。餡は甘さ控えめで、皮は1枚1枚丁寧に手焼きされ、時間がたってもしっとりとした味わいが続きます。一番売れたときは1日で2800個も販売したそうです。生菓子も季節ごとに多種多様で、5月はこどもの日の定番、ちまき、柏餅をはじめ節句ならではのかわいい練り切りなども用意されるようです。人気のイチゴ大福は5月中旬まで、6月は甘夏、夏は桃、秋はぶどうと旬の果実の大福も登場します。その他にも、豊中のお土産ものとして、「豊中めぐり琥珀糖」を販売されています。外はシャリ、中はゼリーのような食感の上品なお菓子で、6種類の味ごとに個包装され、それぞれに豊中の名所が描かれています。


▲ 人気のどら焼きは1個180円から

●喜んで楽しんでもらえる菓子作り
将来の目標や事業展開についてお聞きすると、お店の拡張よりも「僕の作った和菓子を食べて喜んでもらいたい、若い人たちに和菓子本来の美味しさを広めていきたい。」と和菓子作りへの熱い思いを語られる堀端さん。あの専門学校時代に実体験した感動が、今も和菓子作りの原動力になっているのだと思います。
これほどの情熱家が作る和菓子が美味しくないわけがないですよね。


▲ 端午の節句の練り切りと柏餅

【取材動画】

和菓子処 喜楽

■代表者 堀端 祐助 氏
■事業内容 和菓子製造販売
■所在地 豊中市西緑丘3-13-12
■営業時間 10:00〜19:00
■定休日 火曜日
■駐車場
■TEL 06-6335-4313
■ホームページ http://www.wagashi-kiraku.com
■メールアドレス hotate03@gmail.com
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