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株式会社 CRAFT BEER BASE


▲ 代表の谷氏、9年営業した旧本店前にて

令和2年度小規模事業者持続化補助金〈コロナ特別対応型〉第4回に採択された、株式会社CRAFT BEER BASEの谷氏を取材しました。
クラフトビールに特化した酒屋として創業し、国内外から厳選した品質の高いビールを取り扱っている同社。ビールの多様性やその文化を消費者により伝えるために尽力されておられます。2020年のコロナ禍を機に本当にやりたいことに立ち返り、10年目を迎えた2021年は新たなステージへと歩み始めています。

●コロナ禍による原点回帰と決断
コロナの影響による経営体制の悪化からスタンディングバー・醸造所併設レストラン・旧本店を閉店し、一旦事業縮小をされた谷氏。決断の理由は「コロナ禍の影響からの経営体制の変更」にありました。一連の流れは移転が目的でもあり、9月上旬に新店舗「MOTHER TREE」をオープンされます。新店舗は創業当時から構想されていた最終形態であり、醸造所・ビアパブ・ボトルショップを併設し、複合的にビールを楽しめる店舗となるそうです。製造量・延床面積はこれまでの10倍規模となり、5店舗に分散していた中心メンバーを集結させることで、やりたいこと=「ビールを正しく伝える活動をする」ことを更に進めていくための環境として選択された体制です。
創業当時から比べると、日本でも色々なところでクラフトビールが飲めるようになってきたと感じておられますが、まだまだ未来の可能性がある商材であり、クラフトビールの魅力をこれまで以上に消費者に伝えていきたいと、意気込んでおられます。MOTHER TREEを基地として、クラフトビールが地域の街に根付くアプローチをしていく場として、また、業界の発展に資する場として活用していくそうです。

●持続化補助金を活用して瓶詰機を導入
2018年11月に酒造免許を取得し自社醸造ビール(発泡酒)の本格製造を開始、売上も好調に伸びていたところに起こったコロナ感染拡大の影響は、飲食店を多店舗展開する同社にとって甚大でした。1回目の緊急事態宣言では、イベント出店のキャンセル、営業自粛要請等も相まって売上が激減、事業存続の危機にさらされます。自社ビールに関しても席数の間引きや顧客の減少により樽生での提供が激減し、宣言解除後も売上確保が厳しい状態が続きました。そこで、事態を打開しようと自社ビールを瓶詰めしてボトル販売を開始したところ、通信販売や持ち帰りの小売販売が伸び、全体の売上高の落ち込みを緩和することとなったそうです。ステイホームによる自宅飲みのクラフトビール需要の高まりもあることから、更なる販路開拓や製造安定に注力して瓶詰機の導入を計画し、持続化補助金に応募・採択され、オリジナルビールの販売強化を進めておられます。

●担当職員より
谷氏は創業後まもなく当所会員に入会頂き、事業計画相談、労働保険事務委託、補助金相談等、当所を積極的にご活用頂いております。常に熱意をもって事業活動を続けておられ、創業10年目を迎えられました。新店舗と今後の更なる事業のご発展が楽しみです。
 

株式会社 CRAFT BEER BASE

■代表 谷 和 氏
■事業内容 クラフトビールに特化した酒販・醸造・飲食店運営、イベント・セミナー主催
■MOTHER TREE(9月上旬オープン) 大阪市北区大淀中1-13-13
■BUD 大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第1ビル地下2階
■Seed 大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店1階 和洋酒売り場
■ホームページ https://craftbeerbase.com/
■Facebook https://www.facebook.com/CraftBeerBase
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