今月のキーパーソン

▲ 豊中商工会議所登録専門家（健康経営アドバイザー）保健室.biz 提携事業所
（株）クアトロクルス 代表取締役 （一社）日本地域統合人材育成機構 J-RIHDO 理事長 重田 由美氏

今回は会報5月号でもお伝えした、健康・医療・介護に精通する看護師を御社のCHO（Chief Health Officer）にするサービス『保健室・biz』の提携先で相談対応者の重田さんを取材しました。

●ご経歴をお教え下さい
豊中市出身（蛍池小学校、豊中市立第5中学校卒業）です。平成5年に正看護師となり、関西電力病院に勤務しておりました。
平成15年より地域連携専任看護師として医療連携体制の構築に携わり、平成19年より北野病院で医療連携コーディネーターとして活動。
その後起業し、令和元年に豊中市より庄内・北緑丘を拠点とした地域市民の交流・支え合いの場推進事業（地域包括ケアシステム・豊中モデル）を委託され「とよなか縁結実」を運営し、様々なイベントを通して健康意識を高める関わりを行なっています。

●支援する際に心掛けていることは?
常に「遠回りしないための支援」を実践しています。
　医療や介護の分野は、自分ごとにならないと関心を持たないものですが、いざ当事者になった時には困ることもあると思います。
健康・医療・介護の情報に関しては、知っててもらうと安心して暮らせるという情報がありますが、世間ではまだまだ知られていないことがたくさんあるのです。
たどり着く結果は同じでも、知っていると知らないでは時間や質が変わってしまうことがあります。
その人にとって最善の状態になるように、私たちの経験値や人脈や情報をフルに活用して皆様を支えることができれば幸いです。

●モットーは?
「夢をかなえる」。夢は「生き心地の良い地域社会を創る」こと。そのために生き心地良く思う人をたくさん増やすことを実践しています。
私たちが考える「生き心地良い」とは、WHO憲章の健康の定義（肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。）をベースに「心も身体も健康であり、社会との関わり（自分が社会の中で生きていると実感できる、承認欲求が満たされる）があり、気分がハッピーと感じられることです。
自分自身もそのように生きる、そしてそのように感じてもらえるような関わりができる人をたくさん増やす。そうすることによって優しい街が育まれていくと考えているのです。

●今後の展望は?
この豊中が大好きで、だから地元で会社を立ち上げました。ですので、やはり地域に貢献する会社として発展していきたいと考えていますし、医療や介護の分野で何かあったら相談しようと思ってもらえる会社になりたいです。

●会員事業所の方にお伝えしたいことは?
心も身体も元気に過ごせる環境は、身近に相談できる体制があるかどうかでも変わります。
気軽に相談できる関係を私たちと作ってもらい、会員の皆様の会社の発展に寄与できればこの上ない幸せだと感じます。
あとプライベートではゴルフで100切り目指しを頑張っています。
会議所のゴルフ同好会「TCG会」にも入会しました。ご一緒する際はどうぞよろしくお願いします！