ちょっと気になるあのお店

▲ 代表の中田さん

●コロナ禍の中での開業
今回は、能勢電鉄「ときわ台」駅から徒歩3分。
都会の喧噪から離れた落ち着いた街並みに、昨年12月にオープンした「Le tonton」をご紹介します。
オーナーシェフの中田さんは、32年間にわたり辻調理師専門学校にて教鞭を取り多くのシェフを育てて来られたほか、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の最後を飾るメニュー開発や、2019年「G20サミット」での料理担当など、一線で活躍される傍ら、〝食を通して食べられる幸せを感じていただける場〟を作りたい、との想いを実現するため準備を重ねてこられ、多くの方のご協力を受けて、開業にいたりました。

●すべての人に食べる幸せを
Le tontonでは、ランチもディナーも完全電話予約制のみ、となっています。
その理由としては、アレルギーや苦手な食材などのほか、食事の目的（例えば退職のお祝い、など）もお聞きして、できるだけお客様に寄り添うことで、ゆったりと会話を楽しみながら食事にかける時間を大切にしていただきたい、との考えから、とのことです。
また、メニューはおまかせランチ2種類とおまかせディナー1種類（令和4年6月現在）のみとし、ご自身で吟味した旬の野菜を中心に、季節を感じさせる料理を楽しんでいただけるように調理し、好評を博しています。


▲ その時々の野菜を使った料理を

▲ 完全手作りのスープ

●今後について
現在、お店の席数は8席です。コロナ禍が落ち着いても大々的な広告を行う予定はいまのところなく、お客さまに寄り添うお店作りをしていきたい、とのこと。
今後の目標を「家族や仲間と楽しそうに食事されている姿をできるだけ長く見ていられるよう、細く長く料理していくこと」と語る中田さんから、料理への矜持と、多くの方に食事にかける時間を楽しむ空間を楽しんでほしい、という思いが良く伝わりました。