ちょっと気になるあの教室

▲ 右奥にいらっしゃるのが川﨑一克指導棋士5段

緑地公園駅より徒歩5分、寺内の川﨑こども将棋教室をご紹介します。
こちらの教室では、川崎一克指導棋士5段が幼児（3歳〜6歳）から高校生までを対象に将棋の指導をしています。
川﨑氏は、26年前から将棋の指導をされている大ベテランの講師。
過去には、250名以上の生徒が所属し、この教室からは、棋士1名、女流棋士3名を輩出してます。
また、将棋教室では珍しく、幼児から将棋を教えており、幼児教育に熱心に取り組まれています。

●子ども向け将棋教室を開くきっかけとは？
川﨑氏は、17歳のときに大阪の奨励会に入会し、森信雄七段の元で修業されました。
しかし、棋士の世界は自分には向いていないと感じた川﨑氏は、昔からのもう一つの夢であった「学校の先生になること」を叶えるべく指導棋士の資格を取ります。
そして、26年前の当時、まだ少なかった子ども向けの将棋指導を吹田市千三地区から始めます。
当初は数名だった生徒が徐々に増え、豊中市寺内でも将棋教室を開校。
2013年頃には、日本一多くの生徒を抱える人気の教室になりました。
現在は、コロナ禍の影響や景気の変動により、生徒数は半数ほどになりましたが、生徒一人一人に合わせた丁寧な指導は変わらず好評です。


▲ 将棋大会などのイベントも開催！

●幼児に将棋を教える難しさ
将棋という複雑な遊びを幼児に理解させることは非常に困難です。
ルールを覚えさせることは勿論ですが、将棋盤の前でじっとしていること自体が難しく、集中が続かない・飽きやすい幼児には、教えること自体が難題となります。
しかし、川﨑氏は、そこにやりがいを感じており、子どもたちが将棋に馴染めるように様々な工夫を凝らし、細かく体系化した独自の教育カリキュラムにより、幼児からでも教えられる将棋教室として確立されました。
「子どものとき、自分より年上には力で敵わないが、将棋であれば、上級生に勝つこともある。小さな頃から取り組むことで、人に勝つという成功体験が、将来思い悩んだとき、前向きになれる原動力になれば。」と川﨑氏はおっしゃってました。
ただ、子ども達のいたずらにはお困りのようで、「携帯電話を冷蔵庫に隠すのはやめてほしいです…。」と嘆いていらっしゃいました（笑）


▲ 上級者には棋譜を並べての指導も行います。

●大学入試の推薦枠に将棋が活かせる　将棋が特技になる時代
藤井聡太五冠が火付け役になった将棋ブーム、大学によっては入試で将棋推薦枠があるのはご存知でしょうか？
川﨑こども将棋教室では、「気軽に、楽しく」をモットーに将棋を教えています。お子様の新しい習い事として〝将棋〟はいかがでしょうか？