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とよなかstyle合同会社


▲ 代表の中川喜隆さん

今回は、2021年2月に創業のとよなかstyle合同会社が開発した、豊中初のクラフトビール「神社ビール」についてご紹介します。
実は、日本で初めてビールを本格的に醸造・販売事業者となった渋谷庄三郎氏が豊中出身(旧・桜井谷村)ということはご存じでしょうか?
その渋谷氏が良く通われたといわれる、春日神社(宮山張)に昔から流れている湧水を一部に使っており、「生まれも育ちも豊中」である代表者・中川さんのこだわりと豊中愛が溢れる商品です。

●社内ベンチャー制度を活用、兼業として創業
中川さんは、これまでロート製薬で社内新規事業の立ち上げや系列法人の経営等に携わり活躍を続けて来られた一方、ご自身が生まれ育ち、現在も住んでいる豊中市をもっと良くしたい、地域の繋がりを広げていきたい、と考えて来られました。
そのような時に、社内ベンチャー制度のコンペが開催されることを知り、「豊中の新しい幸せの形を創る」をミッションとし、そのきっかけとしてのクラフトビール販売を提案、厳しい審査を通過して、創業に至りました。
現在2期目が終わったところですが、ロート製薬の社員として働きながら、商品開発を行い、豊中市を中心として飲食店や酒屋等への営業活動、豊中まつりや春日神社のイベントへの出店などの地域へのPRなど精力的に活動されており、まだ2期が終わったところですが認知度は確実に高まってきています。
ちなみに、豊中市のふるさと納税返礼品にも採用されています。


▲ 春日神社の湧水を使った「神社ビール」

●ビール自体にもこだわり
創業にあたり、ビールに春日神社の水を使うというコンセプトは決まっているものの、いきなり自らブルワリーを持つことはリスクもハードルも高く、中川さんは全国20か所ものブルワリーを巡り、ご自身のこだわりに応えてくれる工場を探しました。
その中から「和歌山ブルワリー」に醸造をお願いすることを決めました。レシピについては何度も何度も試行錯誤を繰り返し、中川さんの要望に応えられるオリジナルのIPAとヴァイツェンの2種類を完成させました。
また、豊中市と沖縄市は兄弟都市提携など深いゆかりがありますが、中川さんはロート製薬社員として、沖縄で農業関係のお仕事もしていることから沖縄果汁に精通しており、仕入れルートも持っていることから、豊中市とのゆかりも深い沖縄をイメージした、「シークワーサービール」も開発しました。
モルトとホップの配合のほか、自身が強みを持つ沖縄果汁も加えることで、他のクラフトビールとの差別化を図っています。


▲  IPA、ヴァイツェン、シークワーサーの3アイテムで展開

●今後について
今後はビール以外の商品も開発していきたいと語る中川さんですが、ゆくゆくはご近所さんがそれぞれ興味のあるテーマに集まって盛り上がっていく、「地縁とテーマで繋がる Well-Being Community」を作り、それを事業として継続的に続けていきたいという夢をお持ちです。
「ビジネスアイデア ピッチコンテスト 2021 in 豊能地域」でも優秀賞として表彰されたこの構想が実現し、豊中の魅力がもっと高まることが期待されます。

とよなかstyle合同会社

■代表者名 代表社員 中川 喜隆 氏
■事業内容 豊中のコミュニティを活性化させる事業
■所在地 豊中市
■URL https://toyonaka-style.com/
■Mail yositaka@rohto.co.jp
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