今月のキーパーソン

▲パナソニックコネクト（株）人事総務本部 総務部 豊中総務課 課長 行吉 清人氏

●ご経歴や現在の仕事内容は?
大学卒業後の1990年に松下電器産業株式会社に入社、岡山県津山市のビデオテープの生産工場にて長らく技術者として勤務。
2022年5月より豊中拠点の総務部豊中総務課に着任し、現在豊中と加賀にある弊社の総務担当として、施設原動設備の維持管理や、働きやすく魅力ある職場環境の構築を推進しています。

●仕事で心掛けていることは?
現場の声を大切にすること。改善すべき課題を全て確認し対応する事には限界がありますが、より多くの意見や提案をしてもらう事で改善が加速されます。
また小さな意見を傾聴し、対応を進めることが次に繋がりますので、丁寧に対応する事を心掛けています。

●今後身に付けたいことは?
資格取得。これまで取得したスキルを活かせるように施設管理に関連する資格を取り、自身の業務の幅を拡大していきたいです。

●仕事で感動した・印象深かったことは?
先輩からの助言で今も心に残っている「諦めればそこで終わり」という言葉。
その問題に対していつか解決してやると心に留めていれば、経験や学びから解決の糸口は見えてくるもの、意外なところにヒントが隠れているものです。
課題意識を持ち、どれだけの気付きを得られるか、常日頃感性を磨くことが重要ということです。

●苦労した事は?
エンジニア時代の話ですが、生産がひっ迫する中で、量産中の歩留まりが悪化するという課題に直面したことがありました。不具合用品の成分分析から、異物と特定し、発生源を文字通り虱潰しに調査。
しかし現場での見落としがある事に気づけず、結果2週間の生産停止を伴う改善工事を実施。再調査の結果、すぐに分かる状態で不具合を数か所発見され、なぜ最初に気づけなかったのか、原因が単純なことだっただけに、膝が崩れそうになったことが強く印象に残っています。

●人生のターニングポイントは?
入社以来担当してきた、ビデオテープの量産開発が商品の終息と共に終わり、保有しているスキル・経験を活かし新たな会社での仕事に挑戦するか、パナソニックでの新たなモノづくりへ挑戦するかという、大きなターニングポイントがありました。
自身のスキルの幅を広げるリスキルによる挑戦を選択し、同じタイミングで異動と管理職の任を受けることも重なり、楽な道を選ばなかったことで今の自分があると考えています。

●最後に
定年の年が近づく中、歴史ある拠点である豊中にて、新たな役割をいただき現在も挑戦中の状況です。
豊中の皆様に感謝されるよう努めていく事が目下の目標です。お客様、従業員、地域の皆様に貢献できる拠点とし、この先も事業を継続出来るよう努め参ります。皆様どうぞよろしくお願い致します。