とよなか企業探訪

UKMK eyewear


▲ 代表の髙橋伸吾さん

眼鏡業界は、2000年代からのSPAモデルによる大手チェーンの台頭により一気に低価格化が進みました。
一方、最近では個性的な海外モデルを輸入して取扱う個人店、こだわりのフレームを自ら開発するセレクトショップなど、個性的な店舗も増えて来ています。
今回ご紹介する「UKMK eyewear」さんは、創業わずか2年ですが海外のバイヤーとも取引を始めるなど積極的に展開されています。

●「眼鏡でひとを魅力的にしたい」という思い
代表の髙橋氏は、祖父の代からの眼鏡小売店で育ち、ご自身も小売店や商社等で眼鏡にかかわってこられました。
そして、「眼鏡でひとを魅力的にしたい」という思いのもと高品質な日本製オリジナルアイウェアの企画・製造のため2021年1月に創業。
2021年6月に4型のフレームを完成させ、営業を開始しました。2021年は新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、営業活動もままならない厳しい状況下でしたが、Instagramでの積極的なPRを通じてその魅力が国内外で評価され、2022年1月には台湾・香港の商社を通じて海外輸出を開始、現在では国内約100店舗への卸売販売のほか、アジア圏(台湾・香港・韓国)の代理店への輸出販売を行っています。


▲ 日本有数の眼鏡の産地、鯖江の職人と提携して製作

●ものづくりへのこだわり
UKMK eyewearでは、現在21型のモデルを取り扱っています。全て代表の髙橋氏が企画・設計したものを、日本有数の眼鏡の産地・福井県鯖江市の匠の技で形作られています。
眼鏡をつくるには金型その他先行投資が必要ですが、実際に納品された試作品がご自身のイメージしていた水準をクリアしていなければ販売しない、というほど、高い品質を追求しています。
ブランドコンセプトの「有形無形」には、形あるものと形がないもの、目に見えるものと見えないものの両方を大切にしていきたい、との思いが込められており、ブランド名の「UKMK」もここからきているそうです。
また、髙橋氏の取り組みは、昨年当所で開催した「豊能地域ビジネスアイデアコンテスト2022」において最優秀賞として高く評価されました。


▲ 吉村会頭(左)より賞状を授与

●今後の展開について
昨秋と今春に単独開催した展示会での反響から、今後は年2回の展示会を新規取引先開拓の軸とし、展示会に合わせて新製品を製造していきたいと考えているほか、ヨーロッパ市場への輸出も考えています。
また、異業種の作家や職人等とコラボした動画を作成していき、独自の世界観を構築していくとともに、それを通じて眼鏡の魅力を伝えていきたいと考えています。豊中発のブランドの今後の展開が非常に楽しみです。

UKMK eyewear

■代表者名 髙橋 伸吾 氏
■事業内容 オリジナルアイウェアブランドの卸、輸出
■所在地 豊中市
■従業員数 1名
■URL https://ukmk.jp/
■Instagram https://www.instagram.com/ukmk_eyewear/
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