ちょっと気になるあのお店

▲ オーナーの千部さん

●コロナ禍の中で開業した、ユニークな経歴のカレー屋さん
豊中市の庄内駅東側は、最近多くのカレー屋さんが並び注目を集めているエリアです。
今回は、その中から、比較的最近オープンされた、「カレー屋グランドセントラル」さんをご紹介します。
オーナーの千部さんは、カレー屋を開業する前はヒッチハイクでの国内一周のほか、インド、オーストラリア、ニュージーランド、東南アジア各国など、国内外様々な地域を旅してこられ、カレーをつくるきっかけとなったのは、ワーキングホリデーで訪れたオーストラリア。
お金がないときにゲストハウスでカレーを作って売って、資金としていたそうです。帰国後、もともと地元が豊中ということもあり、2020年3月、庄内ウエスト商店街を抜けた先で開業されました。
オープン当初はコロナ禍ということもありはじめは苦戦されていましたが、独学ながら手間暇かけて研究してつくられたカレーが評判を呼び徐々にお客さんが増えていき、2022年6月、庄内駅から徒歩3分の現在の店舗に移転しました。


▲庄内駅から徒歩３分

●メニューへのこだわり
オープン当初は牛スジカレーとスパイスカレーの二種類を提供していましたが、お客さんとのやりとりを経て、3カ月後には週替わりカレーも手掛けるようになりました。
現在は、ホタテのクリームカレー、ドライキーマ、スパイスカレー、週替わりの4種類のカレーを、単品・2種あいがけ・3種あいがけ、で提供しています。週替わりメニューは自身のアイデアのほかお客さんとの会話の中からヒントを得ながら様々なものにトライしており、タラの西京カレー、麻婆カレー、ソーキビンダルー、マトンカレー、エビココナッツ、鶏とアサリの出汁キーマなど、非常に多種多様。味はもちろんのことながら、ビジュアルにも気を使い、見た目にも美味しそうな、映える仕上がりになるようにしています。
なお、一押しメニューはホタテのクリームカレーで、はじめて来店する方はホタテのクリームカレーのあいがけを注文することが多いそうです。また、アウトドアや家庭用に買って帰りたい方向けにお持ち帰り用の冷凍カレーも販売しています。


▲ 店内はカウンターのみ６席

●「お客さんがつながる場」に
カレー屋グランドセントラルさんは現在カウンターのみ6席で営業されています。今後の展開をお聞きしたところ、店をどんどん大きくする、というよりは、お酒を飲めない人のBarというような、お客さん同士がつながる場にしていきたい、とのこと。
そのため、今後は催事にも力をいれていき、多くの方に知っていただけるように取り組んでいく予定です。美味しいカレーはもちろんのこと、オーナーの人柄のファンも多いのだろうと、取材を通じて感じました。
お店に行かれる際は、ほぼ毎日更新のインスタグラムをぜひチェックしてみてください。


▲ スパイスカレー、ドライキーマ、週替わり（この週は麻婆カレー）の三種あいがけ