
ちょっと気になるあのお店
巡りごはん いろは

▲ オーナーの鍋谷さん
今回は、薬膳粥のネット販売をされている巡りごはん いろは様を取材いたしました。
●漢方の知識習得の経緯
西洋医学では原因が分からない病気になったことがキッカケ。本屋で出会った東洋医学書を読まれ独学で漢方の勉強を始められたそうです。
その後、クリニックに勤め、実際に漢方に触れて生薬を目の前に漢方の知識を深めていかれたそうです。東洋医学は治すというより、人間に備わっている力(自然治癒力)を引き出すのだそうです。
●薬膳カフェ開業の経緯
開業前は飲食店のオープニングスタッフとしての経験が豊富で、店舗の立ち上げやスタッフの指導に携わってこられたそうです。
その後、自身のお店である薬膳のカフェを開業。開業から4年目にコロナ禍でカフェの営業が厳しくなり、レトルト薬膳粥の開発に着手。
薬膳は陰陽五行なので5種類を用意したいと考えて、また、一般の方が食べやすい形で提供することを目指してレトルト薬膳粥の開発がスタートしました。
●レトルト薬膳粥の開発時の苦労
漢方薬膳と聞くと、〝薬〟という文字が〝食べ難い〟、〝不味い薬〟というイメージを持たれ、それをいかにして薬ではなく、いつでも取り入れてもらえるようにするにはどう表現すべきかに苦労をされたそうです。
工場でのお粥の試作では失敗を繰り返され、何度も試行錯誤がありました。また、具材である季節の新鮮な野菜の確保も課題だったそうですが、数年を費やして5種類の薬膳粥のレシピが完成。
また、〝漢方薬膳〟=「美味しくない」といったイメージを払拭するためにパッケージデザインにも拘ってデザイナーと共にブラッシュアップを繰り返し、現在のパッケージデザインになりました。
●薬膳粥の特徴を教えてください
レトルトの薬膳粥は、温めてそのままお米の優しさを感じられるようにお作りしています。
日本人に合う食材としてのお米を大切にし、食材が持つ力としてしっかりと期待できる効果・効能を考えた薬膳粥を食事として取り入れてもらえるように工夫いたしました。
食材の力って、ほんと凄いんですよ! たまには目の前の食事をゆっくり噛みしめる時間、食と向き合う時間を大切にして欲しい。一杯のお粥を少しずつ噛みしめて食べて欲しい。
ゆっくりとした時間、食事と向き合うことで自己愛を高めることができると思います。そういったときに、当社のお粥がお役に立てる喜びを感じます。
●現在の提供中のメニュー
レトルト薬膳粥のネット販売の他、レンタルキッチン、テーブルスペースのみでも貸出しています。
●この記事を読まれている方へのメッセージ
今は、カフェとしては営業をしていませんので、この店舗をお役に立てるのであればといった想いで、今から新たに事業をスタートしたいという方にお借りいだいています。
施術をされている方や、アロマのクラフトショップ、カードセッションをされていらっしゃる方の他、薬膳のお店を持ちたいという方にお借りいただいています。また、これまでの起業の経験から得たアドバイスも行っています。
これからの時代、自分の〝個〟が大事になると思います。自分の本来やりたかった自己表現が豊かさに繋がっていくと思います。
自分のやりたい事、可能性の扉をどんどん開いていくことを怖がらないでチャレンジしていただきたいと思います。そのときにお役に立てるのであれば、レンタルスペースを使っていただければと思っております。
巡りごはん いろは
■代表者名 | 鍋谷 みちこ氏 |
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■事業内容 | 薬膳粥のオンライン販売・レンタルサロン |
■所在地 | 茨木市駅前1-3-9 生田ビル2階 |
■ホームページ | https://iroha-michi.com/ |
■TEL | 072-648-5950 |
cha.cha.michi@gmail.com |
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