リーダーのオフタイム
株式会社オレンジフリー(ブランディング専門会社)

活躍の裏側には、どんな時間が流れているのでしょうか?
第30期役員・議員の皆さまの「仕事を離れたひととき」に焦点を当て、趣味や関心、日々の過ごし方などから、人となり、価値観に迫ります!
●「ドキュメンタリーに心が動く理由」
私は昔から、ノンフィクションやドキュメンタリーが好きだ。人が何かに挑み、壁にぶつかり、それでも前へ進もうとする姿を見ると、胸の奥が熱くなる。原点は、おそらく沢木耕太郎の『深夜特急』だった。香港からロンドンまで、飛行機を使わずユーラシア大陸を横断する旅。マカオでは欲に飲まれ、インドでは生きることの本質に触れる。そこに描かれているのは、順風満帆な冒険ではない。恐れ、迷い、葛藤しながらも、一歩を踏み出す人間の姿だ。ページをめくる手が止まらなかったのは、「旅」ではなく「人間」を読んでいたからだと思う。
最近、同じように心を揺さぶられたのが、『タイムレスプロジェクトーオーディション』通称「タイプロ」である。アイドルグループtimeleszの現役メンバー自身が、自らの手で新たな仲間を選び取るオーディションを追ったNetflix作品だが、ここにあるのは単なる選抜劇ではない。18,922人からわずか5人へと絞られていく過程で、浮かび上がるのは、挑戦者と審査者、双方の人間ドラマだ。
限られた時間の中で、若者たちは自らの可能性に賭ける。合宿生活を共にし、同じ釜の飯を食べ、励まし合い、時にぶつかる。ライバルでありながら仲間になっていく関係性は、見ていて胸を打つ。かつて私は「アイドル」という存在をどこか軽く見ていた。しかし、その裏にある努力の密度と、自己を削るような鍛錬の連続を知り、認識は一変した。
印象的だったのは、チームという存在の難しさだ。自分だけが優れていればいいわけではない。全体の完成度を高めるために、できる者ができない者を教える。一方で、「自分のために集中したい」という葛藤も教える側に生まれる。その狭間で揺れる姿は、どこか私たちの日常とも重なる。さらに心を打たれたのは、「選ぶ側」の苦悩である。長い時間を共にすれば、当然情が移る。それでも決断しなければならない。「人を選ぶとはどういうことか」という問いに、明確な答えはない。落とす側が涙を流す場面に、人が人を評価することの重さを見た。
自信に満ちていた者が崩れ落ちる。控えめだった者が覚醒する。経験の浅い者が、ある瞬間から急激に輝き始める。人は、こんなにも変わるのか。そして深い。その事実に、何度も圧倒された。
私たちは皆、脚本のない物語を生きている。予定通りに進むことなどほとんどない。壁にぶつかり、迷い、立ち止まる。それでも、そのときにどんな選択をするかで、物語は大きく変わっていく。ドキュメンタリーが教えてくれるのは、特別な誰かの話ではない。そこに映るのは、いつでも「自分自身の可能性」だ。だから私は、また次の物語を探す。そして少しだけ、明日を前に進めようと思う。
株式会社オレンジフリー(ブランディング専門会社)
| ■代表者名 | 吉田 ともこ氏 |
|---|---|
| ■事業内容 | ブランド戦略コンサルタント |
| ■梅田オフィス | 〒530-0001 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス15F |
| ■豊中オフィス | 〒561-0883 豊中市岡町南3-3-21 ネバーランド豊中岡町7F |
| ■ホームページ | https://www.orange55.co.jp |
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