とよなか老舗&新企業(お店)探訪
NPO法人おおさかレモネード スタンドプロジェクトPilina

▲ 代表の土井颯大さんは現役高校生。弟・大地さんの写真を手に
今回は設立2年の新企業。当コーナー初のNPO法人をご紹介します。
豊中を拠点に活動する「NPO法人おおさかレモネードスタンドプロジェクトPilina」。代表を務めるのは、現役高校生の土井颯大さん。活動の原点には、小児がんと闘った弟・大地さんの存在があります。大地さんは5歳で小児がんを発症し、約8年間にわたる闘病生活を送り、2024年、13歳というあまりにも若くして天国へ旅立たれました。病気と闘う弟を見守り続けた土井さんご自身も、兄として何もできないもどかしさや葛藤を抱えながら日々を過ごしていたといいます。
そんな経験を通じて、「同じように病気と闘う子どもたちや、その家族の力になりたい」と立ち上がり、レモネードスタンド活動をスタート。そして、その活動を一過性で終わらせることなく、継続的な支援につなげるため、2025年にNPO法人を設立されました。
現在は、お母さまと共に、大阪府内を中心に各地のイベントでレモネードスタンドを出店するほか、学校や企業などで小児がんや命の大切さについて語る講演活動も積極的に行っておられます。集まった収益は、小児がん拠点病院やこどもホスピス、研究団体などへ寄付され、患者や家族への支援に役立てられています。
その活動の象徴ともいえるのが、オリジナル商品の「Pilina Lemonade」。能勢の天然水と瀬戸田産レモン果汁を使用し、香料・保存料を使わず仕上げたやさしい味わいが特徴。ラベルデザインも土井さんご自身が手掛けるなど、一本一本に活動への想いが込められています。「おいしいから買う」。その自然な行動が、小児がん支援につながる仕組みになっています。
現在、このレモネードを取り扱ってくれる企業や店舗、イベント主催者との連携を積極的に進めておられます。飲食店でのメニュー採用、小売店での販売、企業イベントでの提供、CSR活動やSDGsの取組としての活用など、その可能性は幅広いと思われます。商品を販売すること自体が社会貢献となり、来店客や社員とのコミュニケーションのきっかけにもなるのではないでしょうか。
近年、多くの企業が「社会課題の解決」と「企業活動」を両立させる取組を模索しておられます。Pilinaのレモネードは、その入口として非常に分かりやすいですよね。支援は特別なことではなく、一本のレモネードを届けることから始められるのですから。
「どんな人でも、必ず誰かの力になれる。」
現役高校生代表のその言葉には、自らの経験を乗り越えてきた重みを感じます。豊中市内をはじめ当所の会員企業の皆さんにこの活動に共感いただき、販路という形で支援の輪に加わっていただくことで、その一本、その一杯が、病気と闘う子どもたちやご家族にとっての大きな希望へとつながっていくといいなぁと願っています。

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NPO法人おおさかレモネード スタンドプロジェクトPilina
| ■事業所 | NPO法人おおさかレモネード スタンドプロジェクトPilina |
|---|---|
| ■代表者 | 理事長 土井 颯大 氏 |
| ■所在地 | 豊中市服部本町 5-8-8 |
| ■ホームページ | https://osakalemonade-pilina.org/ |
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